本当に困っている人たちに対して
これから我が社の今年度について会議を開きます。
社会の中で不要不急にあたる商品群を構成していることから第一四半期が壊滅的な状況です。
経済が幾分持ち直す7月からは上向くでしょうがすぐに元の状況まで取り戻せるとも思えません。
もしも秋以降にコロナの再流行が起きれば潰れることはありませんが財務上は若干の整理が必要になるでしょう。
業績好調でも過剰な投資や人員の採用に走らなかったのが今となっては良かったようです。
しかしこうなると私が去った後の経営陣が必ず行うのが選択と集中と称して儲けの出ない事業や何らかの理由で目をつけられている事業のスクラップと協力業者への締め付けや強引なコストカットです。
世の中には学費と生活費が工面できずに大学を退学しなければならない人、せっかく家族で楽しく暮らしていた家を売らなければならない人、今日支払うお金がなく自己破産する人が続々と出てきています。
自分たちだけぬくぬくと暮らそうなんて企業は社会の公器とは思えません。
もうすぐいなくなる私は既にレームダックで影響力がありませんが、今年度は週休3日、ただし給料一律20 %カットくらいのことをやって少しでも痛みを分かちあわないといけません。
せっかくラグビーがワンチームを教えてくれたのに何をやっているのでしょう。
至誠