些細なことだけど
はじめの1週間があっという間に過ぎましたが我が社は本社管理部門で些細なことが問題になっているようです。
少なくない数の請求漏れです。
幸いなことにある人が見込みよりも売り上げが少ないことに気付き調べたところ請求していなかったということです。
聞けば非正規社員に相当な部分を依存しておりチェック体制の甘さもありますが構造的な部分もありそうです。
こんなんじゃプライベートジェットに乗り込むのより簡単に不正会計できちゃうんじゃないのと素直に感じてしまう事故でした。
現在の人手不足は深刻で本件に関係するセクションも仕事量に見合う人員の確保を急いでおりましたが合わせて行った業務改善活動中の事故だったということで猛省は促しますが一方的に懲戒する訳にもいきません。
その当該セクションですが何故かすぐに人員を補充していません。
理由は優秀と思われる人材にこだわっているからです。
それまでは非正規でつなぐという考えです。
事業毎あるいは部門毎に生産性の向上を幾重に計画し実行していることは誇らしいことで彼らの考え方に理解をいたします。
ただ少し離れて冷静に考えると会社って非正規を都合よく使ってんだなとつくづく思います。
先日人事部に本社で働くパートの処遇について聞いてみたところ特別手当でもつけない限りは上限30 万円とのことです。
旦那が稼いでくる主婦ならば過剰な生活の心配は不要かもしれませんがその収入で家族の生活までみているのであれば苦労することもあるでしょう。
同一労働同一賃金のもとでどれくらい現在の格差が解消されてくるのか関心の高いところです。
私たち企業経営に携わっているものはゲームをしているわけではないので確実に企業を成長させながら社員にたんまりとお給料をもらって欲しいと経営していると思います。
売り上げを伸ばし利益を拡大し配当も増やし賃金も増やすには市場で勝つしかないのです。
国境を超えた市場で勝ち抜くには付加価値を付けるのは当然ですがコストを下げて価格競争力を武器にするものです。
一体全体物価と賃金はどうすれば上がるんでしょうか。
供給過多だから需要を喚起するって理論上はわかるんですが。
至誠