貧困
今のブラック系アルバイトといえばオレオレ詐欺に関わることでしょか。
私が学生の頃は合法的に臨床試験のサンプルになるアルバイトがありました。
もっと前は合法的に血液を売るような稼ぎ方もありました。
まとまったお金が欲しい時にハマってしまう人がいるようです。
思い起こせば私も貧乏学生でしたが一人前に彼女がおりましたのでデート代や誕生日プレゼントを稼ぐために生活費を稼ぐアルバイトにオンして警備員のような稼ぎの良い仕事をやったりしていました。
危ない仕事はしなかったので今もこうしておりますが決してそのような仕事から距離があったわけではありません。
今も昔も自分の立ち位置にもよりますが悪い誘惑は多かれ少なかれあるものです。
現代は飢餓になるほどでないにせよ低所得層が拡大しております。
一方で情報は携帯電話を使ってすぐ拾えるようになりましたので以前にもまして誘惑環境にあります。
興味半分で良くないことに手を染める人もいれば必要に駆られて仕方なく入り込む人も出てくる環境です。
格差と貧困は社会を不安定にします。
何故今日はこんなことを書いているかというと今の私は幸いにも成功者に近い層にいるかもしれませんが私の両親はそれこそ貧乏極まりない中で私を含む兄弟3人を大学まで行かせてくれたことを回顧したからです。
実は私は子供の頃は相当な悪ガキで何度も呼び出しを食らっていましたが警察のご厄介になったことはありませんでした。
ところが今思えば友人のせいでもあるのですが一度捕まってしまいました。
父親が迎えにきてくれましたが警察でも家でも全く怒られませんでした。
あるとき父が母に「うちが貧しいからあいつも心折れる時もあるだろう」と話しているのを聞きました。
それ以降は絶対に親に迷惑をかけることはしまいと心に誓いました。
だから私はいざとなれば弱者を応援してしまうのです。
経営的には誤った決定にならぬよう注意が必要ですが人としてはこれからもそうしたいと思っています。
至誠