社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

リモートワーク

多くの企業が在宅勤務をはじめました。

我が社では2年ほど前から大掛かりに働き方を変更して時差出勤やサテライトオフィスでのテレワークを推奨しています。

ところが、いざ導入すると人はあまのじゃくなのかあまり使おうとしません。

今回の件があって人事から積極的に使ってくださいと案内しても逆にちゃんと定時のオフィス勤務をする人が増えているようにさえ思います。

不思議だなあと思ってみているところですが、身内のことはさておき、茨城県庁までテレワークをテスト走行するわけですからこれからあっという間に働き方が変わるかもしれません。

昔のことしか知らない私等連中はお客様の所に出向いてなんぼという営業手法しか知りませんが、デジタルマーケティング手法を駆使して頭脳戦で顧客を得たり、間接的に得たりするやりかたに効率性を求める世代が主流となっている今、別にオフィスがどこにあろうが構わないのかもしれません。

とはいえ、IT企業や成功したベンチャー企業が都心の出来立てのビルに入りたがるのは滑稽です。

彼らに言わせれば、ネットワーキングこそビジネスの源流だからというのでしょうが。

アマゾンが第二の本社を作ると言ったときにいろいろな町が優遇制度を提示して誘致しましたが、最後にアマゾンが選んだのは優秀な人材が集まることを理由にNYでした。

この話は途中でご破算になったようですが大都市には比較できないくらいの魅力があるのは確かです。

しかし、それでは地方はどうなるのでしょう。

優良企業は積極的に地方に出て、地方に税金を落とすことを考えてほしいです。

一番お金がかかる子供期は地方で面倒を見てもらい、能力のある人たちにとって働く場がないので都会に出て、その結果しっかり働いて税金をたくさん納めることができる年齢層を都市が抱え込み、お金がかかる老齢層になると再びIターンやUターンで地方にお世話になる、これこそ不公平ではないでしょうか。

至誠