社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

賃金

皆さん、給与や賃金は上がりましたか?

日本はデフレ脱却に向けてアベノミクスが展開されているわけですが、まずは物価の上昇を目指しているのだと思います。

物価が上がりつつ経済活動が停滞さえしなければ企業は賃金を上げる行動を取るはずです。

私は運良く比較的高給をいただく身になりました。

社員には業績をできるだけ還元しようと努めましたので、ここ数年は処遇には満足している社員が多いと思います。

中には上司の評価に不満を覚えたり、自分の志向する職場環境と距離があったり、純粋に仕事がうまくいかなかったり、人間関係に引っかかるものがあったり等で満足感の低い人がいるのも事実でしょう。

それは仕方ないではなく、平均的な満足度を上げ、かつ底を上げることで全員を幸せに持っていくのが経営の仕事だと考えています。

国税庁の調べによれば最近の平均収入は430万円くらいだったと記憶しています。

ここ数年は上昇基調にありますが、私が猛烈社員をしていた頃、1990年代に比べれば40〜50万円下がったようです。

あの頃会社に入った直後に当時の課長から「うちは40くらいで1000万円超えてくるから今のうちに家でも建てとけ」と言われましたが、一向に1000万円に届かない状況に嘘つき野郎と少し恨んだものでした。

ありそうでないのがお金ではありますが、なくてもなんとかなるのが今の世でもあります。

「金持ち喧嘩せず」という言葉があります。

これは金持ちはもめたりしないということではなく、お金にあまり執着しないで自然体でいればお金は入ってきますよ、ということです。

経済学で貧乏の罠というのもありますし、お隣中国はハングリー精神があって急速に経済成長しているのかもしれませんが、この歳になると人の幸せってなんだろうと考え込んでしまいます。

至誠