人事の仕事
皆さんの勤め先にも人事部門があると思います。
以前の人事は、従業員が規範通りちゃんとちゃんと働いているかを管理し、出来るだけ満遍なく従業員に成長の機会を与え、経営と従業員または組合間で妥協できる賃金の総枠決定と一人一人への支払い管理をしていれば良かった。
人事部門というのは結構花形でそれなりにエリートが配属される部門でしたしそれは今も同じでしょう。
今までやっていた役割が無くなったということもないでしょう。
語るべきは優秀な金太郎飴を作る仕事ではなくなったということではないでしょうか。
そもそも優秀とは何か。
誰にとって優秀で、何をもって優秀となすのか。
ひとりひとりに向き合って、その人その人の個性を磨き、能力の発揮を手伝い、やる気を向上してもらう仕組みや環境を作ることが組織として必要とされているのではないでしょうか。
もちろんこれは人事部門だけではできませんから経営やそれなりに部下を持ち責任がある幹部も加わっての作業です。
信あれば徳ありが如く人を動かすには畏怖による命令ではなく信頼することから始まる時代ではないでしょうか。
木を見ず森を見ての綺麗事かもしれませんが、雲の上はいつも晴れとと思えば何事も寛容になれます。
至誠