続・人が足りないの言い訳
今日も人が足りないについて考えてみたいと思います。
開発部門で下ごしらえした相当程度に可能性のある具体的な事業モデルを事業部門に持ち込んだところ、会議の席で「もちろんやりますが人がいません」という発言です。
彼の発言はやると言ってるのでしょうか、できないと言ってるのでしょうか。
「今人がいないのは社会共通の課題、そんな中でも我が社は恵まれた状況、これから一変して人手不足が解消できるとは考えにくい、ましてやデジタル技術の発展があっという間に大量の情報を送り込んでくる時代にできる仕事は増える一方です。人がいないからこそ業務改善や業務改革が進む、必要なシステムも導入する。人がいないと言った瞬間に人がいないことをすべての理由にして新しいことに対して思考を止めることになる。今、人がいないと言うならばあなたはこれからもずっと人がいないと言わなければならない。それでも人がいないと言いますか?」と確認したら「人はいません」ですと。
別の側面から言えば、人は必ず仕事を作ります。
10人でやっているチームにあと2人入れても、そのぶん余計な仕事を作って決して12人分のパフォーマンスにはなりません。
よっぽと2人抜いて強制的に業務改善した方が効果が上がります。
リーダーは群衆のボスではなくプロジェクトのボスでいてほしいと強く思います。
至誠