人口は増えるのが良いのか減っても良いのか
いま日本は経済低成長時代と言われています。
低成長と呼ぶということは本来意図している成長に比べて低いということでしょう。
もしくは1955年くらいから始まった高度経済成長やその後の安定成長に比べてかなり低いということでしょう。
しかし冷静に考えて日本はこれから再び高い成長率を得ることが出来るのでしょうか。
日本は人口が減っていくわけで加えて平均年齢も上がっていくわけでそんなに消費マインドが高まらないのではないかと考えるのが普通ではないでしょうか。
経済成長しなければ給料が上がらないので健康的な生活が出来なくなると不安に思うのも自然です。
日本の人口も世界の人口も産業革命以降急増しました。
それまではマルサスの罠に型通りはまっていました。
日本は経済成長して人口も増えて生活水準も高まったわけですが産業の中心が農業から工業やサービス業へ移行することによってそうなったわけです。
食料はと言えば輸入に頼らざる得ません。
食料を作っている国や食料を作っている人たちが工業やサービス業に魅力を感じて農業を放棄してしまったらどうなるのでしょうか。
人口が増えれば食料の生産量が上がり食料の生産量が上がれば人口は増えます。
でも食料の生産量の伸びよりも人口の伸びの方が大きいので一人当たりの口にする量は変わらないか減ってしまいます。
テクノロジーの進化で人口の伸び以上の生産を実現したと言う人もいるけれど、ならばどうしてアフリカをはじめ多くの国々で貧困が存在するのでしょうか。
国内を見たってそうです。
はてさてこれからの幸せな生活って?
至誠