社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

平成ってどうでしたか

まもなく令和がはじまることから平成についてちょっとだけ振り返ってみましょう。

平成元年は、ベルリンの壁崩壊、天安門広場の事件、2年の冬から3年にかけて勃発したのは湾岸戦争と、世界は激動を告げる出来事からはじまりました。

日本はと言えば、先ごろ天皇陛下が戦争のない時代だったというお言葉を述べておられましたが、経済的にはバブルがはじけた後長期低迷の時代だったという印象です。

国際競争力が低下し日本円のパワーや日本人の給与自体も下降線をたどったと思います。

しかしながら、生活は苦しいと言いつつも贅沢が出来なくなっただけであり世の中全般にモノにあふれ、ファストフードやファストファッション等低価格で高品質なものが増え、あまり欲求を高めることのない時代だったのかもしれません。

昭和の時代は働けば働くほど経験を積み成長出来ましたし、技能や能力が高まり給与も増えました。

ところが今は経験や過去のノウハウがなくとも成功できる道筋があったり、そもそもがむしゃらに働くことよりも違った価値観を持つ人が増えてきました。

24時間働けますかの時代に育った私たちは働き方がそのまま生き方になっていたように思いますが、VUCAや多様性が言われる今はひとりひとりの生き方が働き方に反映されており、そのような働き方を一枚のまな板の上にのせて議論するのが難しくなっています。

このような時代が急激に変化する中、私のようなマネジメントが会社を正しく導けるのか、私だけでなくロートルが変わらぬ経営の意識のもとマネジメントをしていてはもう持ちません。

これからますます企業のサステナビリティにおけるマネジメント力は重要になるでしょう。

至誠