新しいことへの挑戦のきっかけ
皆さん、杜仲茶ってご存知でしょうか。
小林製薬さんが販売してます。
決して美味しいものではありませんが体にいいと言うことで私も試した時期があります。
ホテルの宿泊予約には何を使っていますか。
一度は楽天トラベルを試したことがあると思います。
さて、この二つ共通点があります。
いずれも日立造船と言う会社から生まれたビジネスです。
それが小林製薬さんに譲渡されたり楽天さんに移ったりしたわけです。
楽天さんの買収額は300億円を超えていましたから日立造船さんにしてみれば大した事業を立ち上げたもんだと思います。
日立造船という名前ですが造船不況もあって造船事業は手放し、今は環境の会社というイメージが強いですね。
企業には栄枯盛衰がありますし、事業にもライフタイムがあると言われています。
楽天トラベルの元となった旅の窓口という予約サイトを日立造船さんが売った時はちょっと驚きました。
ずっと続けていれば、もしくは完全に切り離してインターネット事業会社にして育てていればどうなっていたんでしょうか。
一つ言えることは、途中大変な時期もあれど変化に対応した日立造船さんは企業として生き残ったということです。
結果はどうあれ、為せば成る為さねばならぬ何事もをしっかりやりきった人は、当事者間の事情は推し量ることはできませんが、私たち第三者は素晴らしいと喝采を送ります。
そして今、日立造船さんがやってきたようなことを求められている会社は多いのではないでしょうか。
成功体験を持っている上司ほど新規ネタに耳を貸しませんし、現行事業がうまくいっている組織ほど実は挑戦することに見えないバリアを貼っています。
それに気づくのも切り開いてあげるのもリーダーです。
未来をどれくらい見つめていられるかで価値がわかります。
至誠