二次元文化
次元とは簡単に言えば空間の広がりのことで、ゼロ次元とは点、一次元とは直線、では二次元とはなんでしょう。
突然聞かれても戸惑いますが、点、線ときたら面です。
XとYからなる二次元にZ軸も加えて縦横奥行きからなる空間、いわゆる立体が三次元です。
次元をdimensionと言いますが、3Dとは三次元の世界です。
今私たちが生きている現実の空間を三次元と言ったりもします。
四次元とは三次元に時間軸の一次元が加わったもの、ドラえもんの世界です。
ウンチクはこの辺りにして、では、二次元文化ってご存知でしたか。
私は最近若い人から教えてもらったんですが、アニメ、マンガ、ゲーム等の総称を言うようです。
特に日本が海外に発信していると言われており、外国人が秋葉原を楽しんでいるのは二次元文化を満喫しているのです。
2.5次元文化というのもあるらしく、二次元で描かれたものをリアル化した状態、ミュージカルやコスプレ等がこれにあたるようです。
虚構と現実の曖昧な状態、ファンタジーが少し現実に近ずいたあたりでしょうか。
二次元文化を楽しんでいる人を二次元ユーザーと言っているようですが、これまた時代によって異なるようで、80年代生まれ、90年代生まれ、00年代生まれで大きなギャップがあると聞きました。
おじさんには目からウロコの話でとても勉強になりましたし、おじさんの時代は全てオタク文化で片付けていましたが文化として深みを増してきたということでしょう。
人間誰しもタイムマシンで時空間旅行したいと思いますが現在の科学技術では不可能ですから、四次元文化ではない未知の世界、二次元の虚構の世界を実体験化することを楽しんでいるということです。
ちょっと入り込めないオタクの世界なんて思っておりましたことを完全に改心し、極めて進歩的な行動様式であると理解しました。
秋葉原にて。
至誠