社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

評価

私は人事制度改革で間違いを犯しました。

所属する全社員の最終評価を各事業部長だけに任せてしまったのです。

もう少し説明を付け加えると、事業部長に多かろうが少なかろうが全員と面談し自身で評価するようにしたのです。

事業部長の評価が正しいのかは全社員対象の360度評価をもって人事部が公平な立場で確認することにしていました。

ところが360度評価の実施については役員会で通らず、事業部長の独断だけを許してしまったのです。

その結果、人間ですから合う合わないが起き、様々な問題が顕在化してきました。

だからといってすぐさま事業部長に対する見方を変えたり、制度を変更するわけにもいかない状況に陥っています。

全て想定通り物事を通せると信じ込んだ油断が招いた結果です。

好事門を出でず悪事千里を行くと言いますが、一人が数多の良し悪しを完璧に見通すのは不可能であり、もっと言えば、悪いところばかり見えて良いところは一向に気付かないものです。

それに好き嫌いが加わるのですから上手くいくはずがありません。

こんなつまらない状況にした社内政治家達には空いた口がふさがりませんが、これも含めて全て私の責任、社員に本当に申し訳なく思います。

来年からはちゃんとした制度に戻さねば。

至誠