社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

上司として如何なものか

部下の拠り所は上司にあるはずなのに上司が部下の梯子を外すとは何事か。

でも、このような状況はたまに見かけます。

新しい提案があるという事で上司と担当の二人にに来てもらい説明してもらいました。

はじめに上司が概略を話して、それから担当が詳細を説明してくれました。

全部聞いてからいろいろQ&Aさせてもらおうと黙って聞いていました。

たまに相槌を打ったり、そうだね!と言ったら私の顔を伺っていた上司がすかさずしゃしゃり出て、さも自分が企図して部下に作らせたと言わんばかりの展開にします。

上司の方は中身についてそれほど熟知してないことなど少し話を聞けば察しがつきます。

よしここだと思い機を見て質問をぶつけました。

質問というよりも提案の内容が少々荒削りの部分があったので確認したかった程度ですが。

当然上司の方は答えられませんから部下に説明を促します。

部下の方はちゃんと説明してくれました。

雰囲気的に黙っていて欲しかったのですが上司が言葉を変えて部下の説明をなぞりました。

うーんと思ったので、ところでこういう場合は・・・とちょっと意地悪な質問をしてみました。

口からでまかせで適当に回答できたでしょうが真面目な担当者はテンパった様子です。

悪い質問しちゃったなあと思いつつも、じゃあこの場合は・・・と矢継ぎ早に質問攻めしました。

適当な回答をしたら突き返そうと思っていましたが、担当者は「想定していなかったので少しだけ時間をください」と正直に言ってくれました。

すると上司の方は「すみません、せっかくお時間をいただいたのに不十分な内容で」と私に謝るや返す刀で部下に向かって「ダメだろ、ちゃんとまとめろって言っただろ」です。

苦笑いするしかありませんでしたが、いい格好主義しても見え透いていますし、部下からの信頼も低下するだけです。

それでも自己防衛のつもりなのか部下を盾にも矛にも使う上司がいるのはどうしてでしょうか。

面白いもんですね。

至誠