鈍感でいなさい
細かなことが気になる人は約束を守って言われたことをちゃんとやる人。
対して、言われたことをたまに忘れたり、大勢に影響がない部分に所々いい加減なところがある人もいます。
ここでは鈍感な人と言っておきます。
フレッシュマンの時に彼は鈍感だと評価されたらなかなか挽回できないでしょう。
中堅になっても細かなことを気にかけてくれる人の方が安心して仕事を任せられます。
ところが、それ以上の位になるとどうでしょうか。
今は部下をグイグイ引っ張るリーダーよりも任せて上手に能力を発揮させるリーダーの方が好まれています。
細かな部分まで気になる人は多分任せられないか、任せたとしても不安で胃潰瘍にでもなるかもしれません。
鈍感な人は大雑把に環境整備だけして、あとは部下を信頼すればいいんですから向いているかもしれません。
でも、このポジションにたどり着いた多くの人は決して鈍感な人ではないか、ずっと鈍感な人ではなかったと思います。
私もそうです。
当初は任せること自体が不安でしたが今は不安を覚えるようなことはありません。
でも、ああすればいいのにやこうすればいいのにと気になって仕方ありません。
どうすれば鈍感になれるのか色々考えます。
経営をやっている以上は盲目にはなれません。
ひたすら心を落ち着かせる、今はこのことだけ心がけています。
投げやりな言い方をすれば、案ずるより産むは易い、明日は明日の風が吹く、当たるも八卦当たらぬも八卦、後は野となれ山となれ。
至誠