前向きな批判意見
ハラスメントなる言葉が勢いを増してしばらく経ちますが、私が社会人生活を始めた頃はあっただろうか。
セクハラという言葉はあったかもしれませんが、だからどうこうということはありませんでした。
「あの上司はどうしようもない」なんて話は酒の肴になっていましたが、本当になんとかしてくれと行動に移すことはあまりありませんでした。
会社には矛盾や理不尽があるのは当然のことで、できる限り我慢することを優先していたからです。
恐らく日本的経営な性格の年功序列や終身雇用が一般的だったからだと思います。
今、公然と上司を批判したり、同僚を蹴落としたり、自分の置かれた環境に一方的な意見を言えるのは時代がそうしたということでしょう。
でも、陥れるような批判や足の引っ張り合いは見苦しいし、当事者はたまったものじゃありません。
社会環境と働き方の変化は人の性格まで悪くしてしまったのでしょうか。
それとも、人の性格の悪い部分を浮き出してしまったんでしょうか。
至誠