社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

家計と企業

世の中には主に3つの経済主体があります。

一つは家計、一つは企業、もう一つは政府です。

家計と政府、企業と政府の関係は税金を払って公共サービスを受ける、政府側の言い方をすれば税金をいただいて公共サービスを提供するです。

家計と企業の関係といえば家計目線で表現すれば、企業に労働を提供して賃金を得る。

さらに企業が提供するモノやサービスの財を購入して対価を支払うです。

この際、政府の存在は無視して考えると、家計は労働を提供して得た賃金以上の財を購入することはできませんので、労働需要と労働供給のバランスが重要なのと同じく、企業が提供する財の供給と家計がそれを欲する需要のバランスが重要です。

日本は低所得者もそれなりに生活できる福祉の整った国だとは思いますが、高い賃金を得る高所得者の購買や寄付活動のようなものが足らないのではないでしょうか。

一億総中流階級下で成長したのが現代日本人でありますし、海に囲まれた単一民族国家ですし、昔から村社会を大切にした仲間意識の強い民族ですし、他人から贅沢や散財に見られるのを嫌うきらいがあるのかもしれませんが、お金持ちはもっとお金を使って経済にお金を回してほしいと思います。

ここからは少し嫌味が入りますが、サラリーマンで偉くなって一般人が羨むほどの収入を得ている人の中には結構ケチが多いように思います。

飲みに言っても割り勘だったり、贅沢するときは会社のお金だったり、セコセコとポイントやマイレージをためていたり、お金を大切にすることは重要でも、立場に応じてお金を使うことも義務ではなくとも責任ではないでしょうか。

外国人にお金を落としてもらうのも良いですが日本人はもっとお金を使いなさい。

使ったお金は巡り巡ってまた自分のところに返ってきます。

至誠