ポイント
この夏にずっと貯めていたTポイントでちょっとした高額商品を買い、エクスペディアのポイントで海外のホテルに泊まり、一休のポイントで食事をし、ニトリのポイントでリビングのカーテンを新調しました。
ポイントを金額に換算すると10万円は超えていたと思います。
一休であれば、色々なホテルや旅館に泊まり、食事で色々なレストランを利用し貯め込んだ分です。
ある店を予約するときにそのポイントを使うことを申請することで支払いがなくなりました。
「おたくの店で貯めたポイントじゃないのにすまないね」と後ろめたい気持ちになりました。
多分同じような思いをした方は少なくないでしょう。
ポイントで支払うような客が来たら店は儲からないんじゃないでしょうか。
実はそうでもないらしい。
ポイントはみなし貨幣と思えば理解できます。
店が客にポイントを提供するときはそのポイントをポイント管理会社から買取り、客からポイントでの支払いを受けたときはポイント管理会社に買い取ってもらいます。
ニトリが発行している自社だけのポイントはリピートを狙ったデータ調査と値引きの提供になるかもしれませんが、多くの会社が共有しているポイントは私たちはお金と思って使用してなんら後ろめたい事はないのです。
私のようなデジタル音痴は相当に損をしているに違いありませんが、それらに敏感な諸君は大いに使えば徳を得られるようです。
今まで賞味期限間近な日配品であっても頑なに値引きを拒んで、ほぼ店側の負担で廃棄処分させていたコンビニでさえ値引きを採用するのは、正確にPOSデータを取りつつ実質値引きを提供できるポイントのおかげでしょう。
いつしかお給料までポイントで受け取るようになるかもしれませんね。
至誠