学習
実は私は読書が嫌いです。
読書感想文はまえがきとあとがきを読んで書きましたし、大学の講義でもできるだけ本を読まずに済むよう頭をひねりました。
そんなことするよりも素直に読んだ方が自分のためになるし、実際のところ読むのと所要の時間は変わらなかったりするのですが、それくらい読書が好きでないということです。
とはいえ、最近はどういうわけかたまに本を読みたくなります。
出張中の移動時間は特にそうで、ずっと携帯電話をいじっている人も見かけますが、私は携帯電話も飽きてきたので読書に向かいました。
すると、どうでしょう。
本にもよりますが、小説であれば自然と物語の世界に入り込んだり、ビジネス本であれば自然と筆者の講義を受けているような感覚になるのです。
あれほど本嫌いな私が不思議なもんだなあと感じています。
私の息子も学校の勉強で一生懸命教科書を読んでいます。
息子と私の違うところは、息子には学ぶジャンルの選択権がなく私には選択権があるという点でしょう。
社会人の教育は子供の教育よりも複雑です。
子供は、直接的に学校での成績に反映しますし、次の学校を目指すためという目的もあるでしょう。
対して社会人の教育は、自律的な学習であれば本人次第ですが、会社が施す教育プログラムには総じて積極的でない姿勢で臨みます。
PMARGEという言い方があります。
学ぼうとする対象が、Practicalで、Motivationを高めることが出来、Autonomousに学べ、自分が置かれている状況とRelevancyがあり、Goal-orientedな内容で、Experienceからも考察できる内容であれば積極的に学べると言われています。
そういえばそうかなと思いませんか。
至誠