社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

電話の音

我が社ではお盆の一斉休暇は採用しておらず、限られた期間に一定の夏休み休暇を取るような制度を導入しています。

私はちょうどお盆の時期に1週間休み、1週間ぶりに出社しましたが、まず気付いたのが電話の音がしないということです。

「世の中未だ夏休みかな」と思ったくらいですが、実は状況は以前から同じで、私はそれにあまり気付いていなかったようです。

お客さんが減っているのかと誤解を受ける前に伝えておきますと、メールでのやり取りが一段と進んでいること、全社員に携帯電話を支給しているので、彼から好き好きに着信音やマナーモード対応していること、が大きな理由のようです。

着席しているときはPCにかじりついて本当に仕事しているのかよと感じることもありますが、以前とは大きく変わったものです。

便利と言えば便利でしょうし、生産性が向上したと言えばそうでしょうが、自分だけでなく世界中が一斉にそうなっているので、決してこの状態で競争優位を作れるものではありません。

働き方に自由度を持たせて個人の自律を促していますが、これに対して締まりがないと反対意見を主張する役員がいるのも事実です。

わたしも推進しながらではありますが、本当にこれで大丈夫なのだろうか、と立ち止まって考えるときはあります。

デジタル革命はどこまで私たちの生き方を変えていくのでしょうか。

至誠