社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

親分と子分

昨日の続きになりますが、私にスパイを仕組んだのは根っからの体育会系、大学まで野球で鳴らした人間です。

人望があったのか東都リーグに属するある大学野球部でそれなりの役職を務めたものです。

だけれども、失礼承知で言いますがいかんせん勉強ができない。

私は彼が謙虚で学ぶ姿勢が見られれば、別の視点からでも彼の能力を認めようと試みるかもしれませんが、主従関係にあるもの以外は一切において敵対心と言っても過言ではないくらいの不躾極まりない姿勢を取る点に我慢限界の状態が続いていました。

私の指示にすら薄っぺらな返答ですし、遅々として進めない事態に平謝りでもすれば許すこともできますが謝ることもしないのです。

彼の手綱を引いているのはこれまた体育会系の幹部です。

彼は地頭は悪くないのですが勉強をしないので、言葉には擬態語や擬声語が多く勢いと感情で物事を推し進めようとする人間です。

自身のパワーを外に向かって見せつけるのが好きなタイプで、最初のうちは凄いですねえと聞き入りますが次第次第に大袈裟に語っているのがばれます。

ところが、どういうわけかこんな人に集まる人間もいるのも事実です。

初めは似た者同士の集団が次第にマインドコントロールが効いた状態に変化し、上司と部下や同僚といった関係を超えて、親分と子分か教祖と信者といった間柄になってしまうのです。

私は仕事における決断が冷静であるがゆえに、別の言い方をすれば感情が入らないがゆえに彼らからすれば人間味が無く仮想敵に見えてしまうんでしょう。

誤解なきよう伝えておきますが、私は体育嫌いの勉強家ではなく、高校まで体育会でしたし、大学でも草野球をやっていましたし、会社に入っても同僚とサッカーチームを作ってやっていましたし、今もジョギンと冬はスキーをやっています。

さて、こんなに書き込むなんて自分でもかなり溜まってたんだなと意外な自覚をしているところですが冷静になって対応策を練らねばなりません。

至誠