社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

逆行

今日は息子が危うく車に引かれそうになりました。

車に責任があるわけではなくうちの息子が車のやってくる前で自転車ごと転倒したためです。

車は間一髪で停車して運転手は慌てて出て来て「大丈夫か」と息子に声をかけました。

息子より先を走っていた私はガタンと大きな音がしたので振り向いたら息子が車の前で転んでおり、てっきり車に接触したと思い込み、運転手を睨んだ後、息子に「大丈夫か?ぶつかったんか?」と声をかけてしまいました。

運転手はとっさにムッとして「この子は勝手に転んだんだ」と返して来ました。

状況を把握した私は「大変申し訳ありませんでした」と謝罪しましたが運転手の怒りはあまり収まっていませんでした。

もしも息子をひいていたらたとえ過失でも逮捕されてたでしょうし、間一髪ブレーキをかけたかと思えば私に交通加害者扱いされたんですから怒るのも当然でしょう。

ただ、とてもいい人で怒りをぐっと抑えて「大丈夫ならよかった」と言って去ってくれました。

真っ青になった息子に聞いたら「横を走る車の直前に転んだので完全にひかれると思った」と言っていました。

どうして転んだと聞けば「狭い歩道を走ったら壁にぶつかってはずみで車道まで吹っ飛んだ」と言うのです。

どうして俺の後ろをついて来ずにそんな狭いところ走ったんだと諭したら「前から自転車がやって来てすれ違うのが嫌だったから自分が歩道に避けた」とのこと。

確かに私も正面からきた人とすれ違いましたが、自分の方が正しい方向に走っているので正面からきた人の方が外側に避けて走ってくれました。

息子もそうすればよかったのに自分の方が避けたのです。

まあ、もう何を言っても仕方ありませんが、怪我がなくてよかったということです。

でも、自転車は重要な箇所が数カ所壊れたみたいで、自転車屋さんから「なおしてもいいですが1万5千円以上は確実にします」と言われて、新しいのに買い換える羽目になりました。

自転車って乗り方が道路交通法に結構細かく規定されているのに取り締まられることは滅多にありません。

自転車くらいはひとりひとりの倫理観や道徳観で乗りなさいということでしょう。

ルールは守らないと大怪我をするということを身にしみて感じた今日でした。

至誠