無我
嫌なことが続くとき、これから嫌なことをしなければならないとき、私は無我になろうと意識します。
無我と聞くと無我夢中や無我の境地といった意味で捉えてしまいますがちょっと違うんです。
我を忘れて入り込むといった状態を作り出すのではなく、諸行無常の中にあって自分も含めてこの世に永遠不滅などないという感覚になり、思い詰めることなく心を解放するのです。
具体的には、今までや今現在嫌な奴や嫌なことでも、この先もずっと私を苦しめ続けるものではないし、嫌なことにずっと苦しめられ続ける私という実体など無いと思い込むのです。
そういえばデカルトは、我思うゆえに我ありといって自分が存在していることを証明したんですがね。
至誠