社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

労使の関係は50:50

雇用とは労働市場で労働者が企業に労働力を提供し、企業はそれに見合う処遇をすることかと思っていました。

しかしこれでは何と無く封建社会の主従関係との違いを覚えません。

もちろん、契約した会社で納得しあえる関係が構築されるのであれば問題ありませんが。

昨日読んだ本に、労働者がその企業の管理下で働くことの約束を雇用と定義してみるとありました。

労働者には退職する自由があり、企業には解雇する自由があるというのです。

管理下が気に食わないという人がいるかもしれませんが保護を受けると思えばむしろありがたく、その他の細かなことは抜きにして、約束を売りつけて信用を買うのか、面白いと思いました。

これからは色々な思想やスタイルの働き方が出てくるでしょう。

個人と企業が短期にあるいは期間を定めずにプロジェクティブな契約を結べば、企業は何を期待し個人は何をもって貢献すべきかがはっきりするというご意見もありますが、一人一人と細かな契約をその都度取り交わすとなると相当の負担とコストが発生します。

さらに、企業は持続的に成長するために環境変化に対応しなければなりませんがプロジェクティブな契約では自由が効きません。

これから企業と労働者の関係はどのように変化して行くのでしょうか。

まだ学生のうちの息子が9-5-5の終身雇用で働くことなど想像できません。

AIやら何やらで複雑な世の中になってきました。

至誠