経世済民
経世済民は世を治めて民を救うことを言いますが、これが経済という字の元です。
経済学では経済は、モノやサービスの生産、分配、消費の行動とその社会的関係とでも説明されるでしょうか。
でも実感として経済と聞くと、お金の流れや自由競争みたいな感じを直感的にイメージするでしょう。
資本主義市場ですから競争があって当然です。
重要なのは公平で公正な社会システムを敷くことです。
その上で優劣や勝負を競うならば文句を言っても仕方ありません。
会社に置き換えてみましょう。
会社は優秀な君主がいれば専制主義体制のほうがうまく回るかもしれません。
とは言ってもゴーイングコンサーンを目指すならば民主的な仕組みを取り入れるでしょう。
例えば人事評価の場合で公平公正ってどうすれば良いのでしょうか。
どうしてもバイアスがかかるのが人間関係です。
全社統一テストでもあって序列付できるなら楽でしょうけど、専門家は100点取れる人にこしたことありませんが、マネジメント出来る人って100点取る人だからって向いているわけじゃありません。
周囲には尊敬できる人もいれば反面教師もいます。
でも、決してリスペクトしたくない人でもマネジメントしています。
民を救う為に世を治めるって結構複雑なことです。
至誠