社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

目撃

昨日の夕方、会合のために羽田空港からモノレールと山手線で会場へ急いでいた際に、東京駅で緊急を知らせる信号がなり電車が駅にしばらく停車しました。

私は携帯で小説を読んでいたのですが、緊急信号がなる前に大きな声で「押すんじゃねえ」という声が聞こえ、喧嘩なんかするなよと思って声の出た方を見もしませんでしたが、緊急信号がなったということはもしやと思って先ほどの声の先を観察したところご婦人が倒れ込んでいました。

これは一大事と思って手を貸そうと向かいましたが、すでに心優しいサラリーマン風の男性が4〜5人で救助していました。

まもなく警備員が来て、次に駅員が来て、最後に鉄道警察がやってきました。

ご婦人は頭を打ったようで2〜3分倒れ込んだままの状態でしたが、起き上がってホームの中央に周囲の手を借りながら移動しました。

もともと足が悪かったようで、そこに誰かによる圧力が加わってドアが開いた瞬間にホームに転げ落ちたようです。

ここで純粋に感じたことが二つありました。

朝の通勤の鮨詰め状態でもないのに誰かわからないが何故押さなければならなかったのかという疑問と怒り、一見性格悪そうなサラリーマンたちが一生懸命介助している姿に素晴らしい光景だと感動した点です。

近くには学生風の若い子たちもいましたし、OL風の女性たちもいましたし、おばさん方もいましたが皆遠目に様子を伺うだけでした。

たまたまだったかもしれませんが、藁で束ねても男は男、色々人生経験を積んだ中年以上男性がいざとなると頼りになるもんだと思いました。

ジェンダーによる区別をするつもりも煽るつもりも毛頭ありませんが、社会を支える中年男性がしっかりしている限りは社会秩序は保たれると強く思います。

至誠