人伝い
昨晩は社内の仲のいい友と酒を飲み交わしました。
彼からいろいろな話を聞きました。
彼も大人ですから話し方は極めてうまいですが、私に伝えたいことや知っておいて欲しいことを私に近い彼に託して話をしている人が結構いるんだなと感じました。
彼から聞いた話の中には良い内容ばかりではなく結構耳が痛いことも含まれていました。
友とのフランクな飲みですので、そこまで言ってくれてありがとうでもお前好き勝手なこと言うんじゃないよ、と彼に対して冗談まじりに返しましたが、さて彼に伝えた本人にはどのように伝わるでしょう。
肩書きは人との関係を難しくします。
同期は変わらぬ対応で接してくれますが、一緒に遊んだ後輩はずっとくっついてくる一部を除いて遠慮がちになりますし、私に抜かれた先輩はなるべく接しないよう避けていく傾向があります。
私はまだ裸の王様ではないようですが、勘違い甚だしい人はいつしかそうなってしまう危険性を周囲の環境が醸成していきます。
最近の流行として知と知の交流が盛んに行われています。
既知と既知の融合によるニューコンビネーションこそがイノベーションと言われているからです。
私も人と交わるのが好きな方なので色々と顔を出していますが、いつも気にしていることがあります。
君子は和して同ぜす、小人は同じて和せずという有名な言葉との親和性です。
危機管理の観点から君子危うきに近寄らずなんてことも気にしないといけませんが、人とのコミュニケーションそのものやその中から発見できるものを大切にしたいです。
至誠