働き方改革
どこの会社でも様々な取り組みをしてきたと思いますが我が社ではいち早く時差出勤やフリーアドレスやコワーキングオフィスの利用や携帯端末の活用やらを実施して参りました。
ノー残業デイや残業時間削減や有給休暇の完全取得、1日あたり就業時間の時短にも取り組んできました。
従業員のウケは良いと思いますがさてどれくらいの効果があったかと言えばよくわかりません。
人件費や管理費はあまり変わりありませんし、売上や利益は落ちていませんから生産性は下がってはいないと思いますが如何程のものか。
個人の能力が劇的に変わることはありませんから生産性に大きく関わるのは気持ちです。
働き方をよくすることは悪いことではありませんが目的ではありません。
次はいかに前向きに仕事に取り組む姿勢が担保される状態を作り出し、結果として価値あるものを創造する個人と集団にするかということになります。
ここで難しくしているのが一人一人の価値観や個性を重んじる風潮です。
これが悪いと言っているのではなく必要なことは分かっているがそのことが対応を過多にしているということです。
その昔、ITが仕事を楽にしてくれると思ったら仕事を複雑にし、ITは仕事を効率化してコストダウンになると思いきや今や多額のシステム投資を減らすことができません。
盾と矛の関係が見え透いているだけに次の策の意思決定が難しいところです。
至誠