贅沢買い
サラリーマンにとって一生のうちで最も高価な買い物と言えば家でしょうか。
既に家がある人は車くらいでしょうか。
会社にとって高価な買い物と言えば最近ではM&Aによる買収、案外知られていないのが人の採用です。
人にかかる費用は受け取る給与の2~3倍と言われていますので、一生で3億円稼ぐ人ならば7~8億円かかるわけです。
それを新卒一括採用で100人雇ったらと思うとぞっとする額になります。
原材料を中心に購買活動をするのは資材部とか購買部とか調達係という部門ですが、人事部というのもそれくらい重要な買い物を担当するセクションなのです。
今日のぼやきは総務事です。
ゴルフの会員権をまた購入することになりました。
うちの役員はもう十分に遊ぶだけ持っているはずなのにどうしてそこまで欲深いのでしょうか。
業績が良いうちに買っておこうという理屈ですがいかがなものか。
という私もプレーすると思いますので恩恵にあずかるわけですが、1円1銭を削り出している従業員がいる一方で役員の金銭感覚には目を覆います。
金持ち金使わずと言いますが偉くなると自分の金を使わなくなります。
例えば、夜仲間内で飲むときはみんなで割り勘しますからコストパフォーマンスの良い店を選ぶでしょうが、偉くなると会社の金でお客や関係者と高級店での会食が多くなります。
友達とゴルフに行けば一日のうちに2万3万円は無くなりますが、偉くなると接待ですから会社の金でのプレー一式になります。
同じ会社の中でも貧乏人はより貧乏に金持ちはより金持ちになる仕組みです。
運よく偉くなっても驕る平家に久しからずを肝に銘じておかねば人生を後悔することになります。
至誠