社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

上司の影響

上司は部下を指導し協力し合って共に組織が目指すゴールへ向かって貢献度を高めることが期待されます。

私が社会人生活を始めた頃は社会での経験知や人脈が大いにものをいう時代でしたので上司や先輩は余程レベルの低い人でない限り大袈裟に言えば崇め奉ったものです。

たまにたちの悪い上司に当たった時は次のローテーションまでの辛抱だと割り切ったもんです。

幸いにも私は本当に上司に恵まれましたので今まで殺したろかと本気にむかついた上司は2〜3人しかいません。

なんだ数人おるんかいと言われるかもしれませんがそりゃあいますよ人間ですから。

意地の悪い上司、自分のことしか考えていない上司、どういうわけか自分とはそりが合わない上司皆それぞれ色々あるんじゃないでしょうか。

それでも以前は評価されてもされなくても給与や賞与にあまり差が出ないし一定レベルまでは皆一緒に昇進できたし幹部への登竜門も平等とまではいかなくともそれぞれにそれなりに与えられました。

ところが今は若いうちから差が出るような仕組みになっています。

その差というのはスポーツのように客観的に納得できるような指標で示されれば良いのですが大きいのは上司の主観的評価です。

つまり上司のさじ加減次第で処遇が大きく変わってしまうということです。

このような制度仕組みの中で自分と合わない上司に当たってしまったら大変不幸を見ることになります。

上司が聖人のようなタイプであれば良いのですが出世レースに勝ち抜いて上に上がったというプライドの高い上司はできない部下を想像以上に低く見ます。

これからはマネジメントイコール幹部ではなくひとりひとりや個人の集合体を公平に評価し上手に取りまとめが出来るマネジメント専門職のような人が必要になるのかもしれません。

至誠