人事からの相談

やはりうちにもいるのかという事案の報告を受けました。

メンタルを盾に一定期間出社しては規定に定められた保障期間休みまた出社しては休みを繰り返す社員がいるという内容です。

本人の症状を全く無視してこの現象だけを聞けば働かずして身分も給与も保証されるわけですから本当に腹立たしく思います。

どうしてメンタルになったのかを聞けばなるほどとうなずける部分はあるもののそれでもここまでやるか？と考えてしまいます。

我が社指定の産業医に診てもらってほしいと頼んでも拒否され、人事とじっくり話し合いの場を持とうと言っても主治医から精神的に負担がかかる業務はＮＧと言われていると拒否され、楽な部署への異動を促しても自分を外そうとしていると敵意むき出しに抗議され、あれこれしているうちに内規で定めた30日の出社を果たしたところで診断書が送られてきて休みに入るというものです。

我が社の対応が甘いのかもしれませんが今世の中ではこのような症状を持つ社員を抱えている企業が少なくなく人事的な課題になっていると聞きます。

今日はあくまで経営サイドから勝手気ままなことを申し上げさせていただきますが退職に持っていく策はないものでしょうか。

一般的な制度があまりに寛容に設計されているために社労士はもちろんのこと弁護士でさえ慎重に対応することが肝心と言います。

このまま放置するといつか大きな社会問題となる可能性がありますので労使間あるいは国も加わっての制度設計が必要ではないかと考えています。

至誠