仕掛けてきたぞー
昨日は会長殿と指しで飲みました。
別に飲まなくてもいいのにこんな時は人事の話に決まってると誰でもピンときます。
来年の程よいタイミングで自分の子飼いを役員にしたいという話と彼の政治力行使のために外に出していた前役員を役員待遇で戻したいという話でした。
バランスを考えてか周囲からは私に近いと思われている部長を名指しで彼を役員にあげてもいいと交換条件を提案してきました。
残念ながらこの部長は既に会長と子飼いの連中に囲い込まれており出来レースであること間違いありませんん。
さらに会長派でも私派でもない独立心の強いある現役員を外そうという提案がありました。
彼はこれなら私が飲むと思ったのでしょう。
全て反対いたしますときっぱり申し上げました。
自分は会長としての仕事を邁進しているが君は社長としての仕事をしていると思うかと切り出してきました。
なるほど今度は追い落としかと勘づき回答を暫く思案しました。
自分ではそのつもりですが自信家ではありませんのでそれを決めるのは周囲の評価ですと返答しました。
この古典的経営者は本当にパワーゲームが好きなようです。
それで上り詰めたわけでその成功体験だけで今も生きている人だから生きがいのように続ける権力闘争をやめることはないでしょう。
派閥争いに巻き込まれた時に強いほうにつくか正しいほうにつくか世話になったほうにつくか条件が良いほうにつくか阿保らしい話かもしれませんがいつの時代にもどんな世代にも多かれ少なかれあるはずです。
私は極力ニュートラルを貫きましたしここぞというときは負ける可能性が高いと思われる戦争ばかりを仕掛けてきました。
負け戦を勝ち戦にすることほど痛快なことはありません。
孫氏の兵法では負ける戦はしないことを指導していますしポーターの競争優位論も優位なポジションを築くことで戦わずして勝ちに繋げるという戦略であったと記憶しています。
私の戦略は真逆ではないかと思われるかもしれませんが負け戦を勝ち戦に持っていくには誰も考えないような戦略をもって勝てると確信したから戦い消耗戦にならないように用意周到に事前に仕込んでおきます。
さて今回の会長殿の仕掛けにどのような対処を考えるか。
つまらん会社事情サラリーマン事情でした。
至誠