社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

民族の違い

日本人は異文化交流=クロスカルチャーが苦手と言われています。

日本には他国に比べても街に居酒屋がたくさんあるし飲み会では楽しく話すし社交的になる環境は揃っていると思うのですが。

昨日は欧州人たちとミーティングをしパーティーに参加しました。

ミーティングは基本的に遠慮無く意見を主張し合います。

パーティーでは積極的に交流しまくります。

正直言って朝から英語ばっかりで疲れまくっており、この上とことん飲んで喋ってというのに限界を感じました。

そうでなくても初めて会う人それが外国人とベラベラというのに慣れない日本人を容易に想像できます。

国民性と言ってしまえばそれまでですが、ワイワイガヤガヤの中国人に対して上から目線でうるさいと片付ける日本人がフレンドリーに話まくる欧米人に向かって馴れ馴れしいみたいなことを言えるでしょうか。

日本人は人見知りするとか遠慮深いのではなく、壁を作ったり区別をしたがる民族ではないでしょうか。

もちろんアメリカでもヨーロッパでも日本人に対して蔑んでるなと感じたことはあります。

最近は差別の度合いは人による部分が大きいとも思っています

日本人は一般的に欧州人とアジア人への対応に差があります。

さらに、欧米では若い人でもキャリアの上の人に平気で話しかけますが日本人はそれがありませんし、多くの人が集まる場でも格を意識して話しかけたり応じたりします。

世界で最も階層のない国なはずなのに実は意識の上では階層だらけなのかもしれません。

とても立派な内容の言葉でも身近な人が言えば右の耳から左の耳に素通りしますが外部の偉い人が言った大したことない内容の言葉にはありがたみを感じて心に刻みます。

内部の人から注意や指導を受けたら言い訳をしたり反発したりしますが、外部のコンサルタントに言って貰えば素直に受け入れます。

経営学社会学、教育学、心理学、最近では脳科学までひっくるめないと説明できない現象です。

至誠