社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

社外取締役

私の先輩である上場企業の社外取締役をしている方から「もう僕も歳だしもういいかなと思ってきたので社外取締役をやってみないか」とありがたいお話をいただきました。

私がイメージとして抱いていたのは主に定例の取締役会に出れば良いだけというものでしたが彼が言うにはそうじゃあないということがわかりました。

取締役会はもとよりXX委員会だのXX研究会だの結構忙しく仕事を割り当てられるし、取締役会の前に送られてくる資料に目を通し事前に理解しておくだけでもそれなりの負担だというのです。

加えて報酬を聞けばビックリするくらい安くてそれじゃあ割りに合わないと思いました。

我が社がお願いしている非常勤役員も少額報酬ですがその分あまりお願いはしていません。

最近はコンプライアンスが問われ特に上場企業は内部統制や内部監査が重要視されています。

ダイバーシティが言われるようになって女性の社外取締役も象徴的に置かれる場合も多いようです。

はじめは、アメリカの真似もいいけど外部の人がどうして経営がわかるのと思ったものですが、経営の細部まで分からなくとも中の人が当たり前と思ってやっていることに違和感を差し挟むことは新鮮で重要なことかもしれません。

結局私は丁重にお断り申し上げましたがいい勉強をさせてもらいました。

至誠