企業イメージ
私の学生の頃は安定してしっかり稼ぎたいなら銀行、格好良く仕事してしっかり稼ぎたいなら商社、ガンガン働くことでしっかり稼ぎたいなら証券会社みたいな感じでした。
大雑把に業界を定めたら次に業界内をミクロ観察して個々の企業の風土を研究し自分にあってそうなところをOB訪問しました。
今はネットでどんな会社かが内実まですぐわかりますから便利であり怖いもんです。
これからますます重要になってくるのが社風です。
あの会社は仕事はきついけど給料は高いとか給料は安いけど社内は家族的で居心地が良いとか良いところと悪いとことが同居しているような会社ならば構いません。
良い事ばかりの会社なんてありませんから。
最悪なのはやたらめったら悪口が書き込まれている会社です。
そのようなところには新卒も受けにこなければ中途も行かないでしょう。
今のような人手不足の状況では痛恨の極みです。
そしてこれは負の連鎖を呼びます。
優秀な人が集まらなければ会社は次第に組織のレベルを落としますし、人手不足が進行すれば今いる人たちの負荷が高まり社員は疲弊し会社への不満が増長します。
こうなっては経営はなかなか対処できません。
そんな風土にしてしまった張本人ですから。
これからの会社はネットによって内部告発によってある意味丸裸にされます。
経営者は覚悟を持って臨むこと、社員のやる気を沸かせる努力を惜しまぬことです。
それでも多様化は進みますから100点を取るような会社は出てこないでしょう。
至誠