社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

イベントビジネス

コロナウイルスの影響で世界的に大規模イベントが中止や自粛となっています。

私たちはイベントといえばマラソン大会やプロレス等のスポーツイベント、コンサートや絵画展のような文化イベントをすぐさま想像しますが、実は多くの企業が出展し、その企業や展示商品に関心を持つ多くの来場者を迎えて商業活動を促す経済イベントが大きな市場であることをこれを機に知っておくと良いでしょう。

例えばモーターショーは自動車メーカーが最新作を世に広めて一世風靡することに使われていますし、フーデックスという展示会は世界中の食品メーカーや商社とそれを商品や食材として買い求めるバイヤーの商談会ですし、ちょっと変わったところではマイナビリクルートが行なっている企業説明会は求人を募集する企業と学生や転職希望者間のマッチングのためのイベントです。

このような展示会ビジネスでは、出展者から出展料を取り顧客対象者に数多く来場してもらうビジネスモデルと、双方から出展料と来場料を取り関係密度を高めた場所で商談をしてもらうビジネスモデルがあるようです。

この展示会というビジネスですが世界ではドイツが最先端を走っており、それを最近は中国が規模とお金を使って急速に拡大させているようです。

このことからも合理的ビジネスモデルということなのでしょう。

我が社も年間にいくつか出展しておりますが、営業マンが一軒一軒電話や訪問をしなくても顧客が訪ねてくれるわけですからよく考えれば効率的といえます。

グローバルなサプライチェーンが機能しなくなって生産活動に支障をきたしているだけでなく、このような営業活動もストップしているわけです。

コロナウイルスが収束すれば株価は先に回復するでしょうが実体が回復するには少々時間を要するでしょう。

そこまで中小企業が耐えられるかが心配です。

至誠