こんな時にこそ
何処の企業も大慌てでしょう、こんな時期にこんなことが起きているのですから。
年度末の決算が必要だし、翌年の予算も必要です。
ふたつ言えることは、運の良い経営者は事業が低調だったことをコロナウイルスのせいにできるということ、運の悪い経営者はせっかくの好調をコロナウイルスのせいで邪魔されたということです。
そして、おそらく日本のサラリーマン経営者は来年度予算をかなり下げてくるでしょう。
予算を組んだところでコロナウイルスがいつ収束するかわかりませんので全く先が見えないというのが本音でしょうし。
指をくわえて地団駄を踏むだけの会社とそうでない会社で差が出てくるかもしれません。
私が現場で走り回っていたころ大切にしていた言葉はCuriousty(知的好奇心)です。
わざと知的を入れたのは人よりも半歩先を行くには頭を使わないといけないからです。
反省を込めて今の自分を見ると落ちたなーと思います。
クリステンセンが言うイノベーションのジレンマは、大組織になると本来高い技術力を持っているはずなのに守りに入り、自社の優秀な商品の改良くらいまでしかしなくなり、業界を驚かせるような新技術が他の小さな企業から生まれることになるというものです。
私の場合は大組織に鎮座して危機感を失ってしまったから周囲に関心を払わなくなったのでしょうか。
こんなときだからこそ、Improvement、Innovation、Disruptionをしっかり考えましょう。
至誠