事業の成長
東京オリンピックも予定通りの開催に暗雲が立ち込め、コロナウイルスの収束にはまだ時間がかかりそうです。
このような経済環境下で絶対的な仕事量が減り従業員を自宅待機させる企業が出てきています。
いまは如何にして従業員の雇用を守りつつ経営状態を悪化させないかに苦心する状況です。
こんな時に事業の成長を語るのも時期が違うかもしれませんが、事業を成長させるのも事業を悪化させないのも目的も行動も似たようなものです。
組織が有する経営資源はカネを除けば一様ではありません。
カネも運用次第で一様でなくなりますので、物的資源、人的資源、財務資源、情報資源といった経営資源をいかに上手に活用して競争優位を築くかがマネジメントの役割です。
持続的成長とは言いますが、これだけ変化が激しく、ハイパーコンペティションの時代は競争優位を線でつなぐようなことは無理です。
有効な手を連続的に打って競争優位な点をつないでいくことが肝心です。
成長はミクロの成長とミクロの減退が積み重なってマクロの成長になると思います。
ミクロの成長は主に挑戦と経験から出来上がると考えます。
ミクロの減退は挑戦し失敗することではなく何もしないことやモチベーションの低下が主要な要因であると考えます。
ミクロの成長を強化しミクロの減退を抑えればマクロの成長を拡大できます。
経済活動が減速していますが今だからこそ出来ることもあります。
危機管理はしっかりと、でもマインドは前向きに。
至誠