社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

今日は入社式ですが新入社員の皆さんに何を伝えようかと迷っています。

普段とは違うはじまりとなりましたが、長い人生を振り返れば思い出となって甦ってくるでしょう。直近の世の中は、健康で安全と安心であることが最優先の課題です。少し経済を見てみましょう。現下の世界経済は中国がくしゃみをすれば世界は風邪をひき、米国がくしゃみをすれば世界は風邪をひきます。中国と米国が同時に風邪をひいているのが只今ですから今後の世界経済は肺炎にかかるかもしれません。この時代を乗り切るには経験を積んだ人たちと頭の回転の速い皆さんが互いの力を認め合って協働することです。デジタル技術が環境変化を激変しているのは確かですし、社会環境がさまざまな要因から複雑化しているのも確かですが、皆さんが仕事をする上で焦る必要はありません。皆さんにはここで現在や未来の課題を解決していくだけの十分な能力があります。

即興で冒頭の部分を少し考えてみました。

人事部や直接関係する部門が文章は用意してくれますが特別な時以外はあまりその通り読まないようにしています。

すると彼らも、持ってくるタイミングがギリギリになったり、文章でなく箇条書きだったりしてきました。

ちゃんと読んで欲しいときはちゃんとしたものを持ってくるでしょうから、これでいいのです。

組織には役割がありますが、役割を演じるのに手間暇がかかる人は本来その資格に足る能力がないのです。

強運だけで上ってきた私に十分な能力が備わっているとは嘘でも言えませんが、テレビに出てくるような秘書が手取り足取り何でもしてれるような仕事の仕方は念頭にありません。

他方でマネジメントはリーダーでいなくてはならないので威厳も必要ですが、昔は誰もが目指したサラリーマン社長を今は誰もが目指すでしょうか。

その途中にある中間管理職の悲惨さを目の当たりにして人間らしく生きようと感じる若者が多いと聞きます。

今持っているエナジーをそのままぶつけて起業する人たちも増えています。

固定観念にとらわれているとどんどん過去の人になってしまいますね。

至誠