アパも東横ＩＮＮも空室を埋めて国からいくらか貰うんだろうけど、風評被害を気にもせず英断に拍手をおくります。その反面で・・・

泊まったことがないわけではありませんがあまり好きではないＡＰＡホテルと東横ＩＮＮが軽症感染者の受け入れを受託したのはご立派です。

裏事情をあれこれ詮索したところで、じゃああなたが経営者だったら受け入れるか？と問われてＹＥＳと答える自信はありませんからつまらん憶測はやめましょう。

それよりも私が前から腹が立っているのは国が関わる宿泊施設がどうして施設を提供しないのかという点です。

クルーズ船を受け入れたのは民間のホテル三日月です。

一部を国の研修機関で受け入れましたが本来ならば全員の宿泊をカバーできたはずです。

表には出ませんが各省が立派な宿泊施設付き研修施設を所有しています。

国家公務員全体の研修施設としては人事院が埼玉の入間にとても広大な施設を保有しています。

厚生労働省だって埼玉の朝霞に労働大学校という大きな施設を所有しています。

さらに腹が立つのはＫＫＲ国家公務員共済組合連合会が全国に多くのホテルと保養所を今ものほほんと通常営業していることです。

緊急事態宣言がだされた７都府県だけに絞っても、東京が大手町と中目黒、神奈川が港の見える丘公園、大阪が梅田と森之宮、福岡が博多とすべて一等地にホテルを、神奈川の逗子と鎌倉と江の島と箱根に、兵庫の城之崎に保養所を営業しています。

防衛省がもっているグランドヒル市ヶ谷や文科省がもっているフォーレスト本郷も営業中です。

公共の宿の極めつけは警察が所有し帝国ホテルが運営しているグランドアーク半蔵門ですが、現在は予約ができませんが警察の偉い人や政治家がフルブッキングしているのでしょうか。

東京都職員共済組合がアジュール竹芝というホテルを、地方職員共済組合という組織もホテルと保養所を持っていますが、まずは国に絞って考えてみましょう。

ちなみに郵政民営化されたので構いませんがメルパルクが東京、横浜、大阪の一等地にホテル、かんぽの宿が東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の全都府県に旅館を通常営業しています。

皆さんはどう思いますか。

民間の皆さんのお力をかりてなんてきれいごと言っているけれど、そもそも人の金でおまんま食っている公務員は自分の腹を痛めてという気にはならないのでしょうか。

そして一番役に立たないのは政治家の連中、政治家は率先して議員宿舎を明け渡せ。

至誠