社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

叙勲

私が最も軽蔑する人が春の叙勲を受けることになりました。

社会や誰かに対して大きな貢献など一切ない自分本位で利己主義の塊の人です。

一定の条件さえそろえば飼い慣らした下僕どもが嘘八百を書き並べて通してしまう褒章制度であることがよく分かりました。

相当昔の話になりますが私の父も叙勲を受けることになっておりましたが些細な交通事故で取り消しになりました。

当時は、こんなちっぽけなことでダメになるのだから大した褒賞なんだろうと思っていました。

父は家族を含めた周囲からの制止を顧みずいろいろな公共の責任を果たしていき、地域で暮らす誰かのために2年ほど無給で働いたり、困っている人の保証人となって大きな借金まで背負ったこともありました。

それに比べてこのたび叙勲する私の身近な人は会社の長として従業員を追い込み、搾取し、嫌なら首を切り、自分だけは贅沢三昧を重ねる悪い奴です。

今の地位を利用して関係団体で肩書きだけの重責を担い、その団体の職員を辞めさせ、自社から子飼いの奴隷を送り込み、業界のために活動する組織まで自分に都合の良いようにしてしまった人間の屑です。

内閣府に投書でもしてやろうかというのが率直な今の気持ちで、あんな野郎をとても祝う気にはなれません。

間違いなく自分の金ではなく会社の金を使ってパーティーでも開くのでしょうが絶対に行きません。

世間はコロナで大変な時期で、このような中で自己犠牲を払ったり、支援の輪を広げようと行動している人たちがいるのに、あんなサイコパスを社会に貢献した人として世に公開する制度ならとっととやめてしまえと強く思います。

こんな時期の呑気に裏でシコシコとこんな作業してる関係者、一部当事者、そして公務員の諸君へ問う。

一般市民と価値観の違う君らに言うだけ無駄かもしれないが「危機感はあるのか」。


至誠