社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

働き方が大きく変われば雇用形態も大きく変わるかも?

今日は会社のオフィスから投稿しています。

今日の出社率は2割程度、次第に誰もが在宅勤務に慣れてきた様子です。

今のところ在宅勤務による業務への大きな支障は起きていません。

というより我が社の場合は現況からかなりのマイナスの影響を受けており事業活動が低空飛行の状態、分かりやすく言えば暇な状況なので大きな問題が起きていないと思われます。

さて、こうやって日本国民がオフィスでなくとも仕事ができることに気付いてくれば、これから私たちの仕事のスタイルが大きく変わることが予想できます。

私個人としてはバル崩壊後に日本の産業界が傾いた成果主義よりも終身型雇用システムの方が上手くいくと信じていますがそうはならないかもしれません。

今でさえ、年功賃金を壊して職能と役割を混ぜ合わせたような実力主義型の評価・賃金制度を設計している企業ばかりですし、全員が同時間帯に同場所で仕事をしなくなればますます成果や実力をもって測るしかなくなります。

それでいて、経営者は情ではなくコストの面からも社員には辞めてほしくない、労組も組合員の雇用は守りたいという意識が強いので終身雇用が完全に崩れているわけではありません。

ここに矛盾を感じるのです。

終身雇用を志向するのであれば年功賃金が有効です。

年功を廃し成果報酬や実力主義を志向するのであれば終身雇用は難しくなります。

日本の経営者は労組はこれからどのように対処するのでしょうか。

至誠