社長's 日記

社長として思っていることを自由に書きます

組織はリーダーの器以上にならないをリーダーはわかっているのか。

ペンローズが書いた企業成長の理論によると、企業の成長の限界については、経営者の能力、市場、不確実性とリスクの3つの側面からの説明ができると述べられています。

この中で不確実性とリスクについては十分な情報をかき集めて解析することによってゼロにはならないものの最小化できると思います。

それをもって経営者がいかに判断するかではないでしょうか。

市場というのも不確実性の塊ですから上記と同様です。

よって結論としては経営者の能力ということになるのではないでしょうか。

組織はリーダーの器以上にならないという言葉は昔からあります。

能力の乏しいリーダーが率いる組織で働く人たちは不運で、有能なリーダーを選んだ組織で働く人たちは将来の可能性を大いに感じ取ることが出来ます。

こう言ってしまうと運命のように聞こえるでしょうが人が関わるところは必ず運不運が付きまとうものです。

時々社内外の悩み事を聞くことがありますがほとんどは人に関わるところに原因の真意があります。

具体的にはくだらん上司についてしまったとき等ですが、私が諭すのは「今はこういう時期なのかもしれない。ついていなかったと割り切って我慢しておけば、今度はいつか良いことが起きるかもしれない。」です。

相談した方は「無責任な。もっと解決策を講じてくれ。」です。

少しでも気が楽になるようさりげなくヘルプはしますが余程のことがなければ強引なことはしません。

タイムマシーンで昔にトリップしたときに時代を変えるようなことをしたら全ての人生を変えてしまうことになるのと同じように、他人が踏み込んでよいものといけないものがありますからね。

至誠